<阪神2-9オリックス>◇15日◇甲子園

 オリックスの助っ人トリオが球史に残る3本塁打を放った。

 初回2死走者なしから、ベネズエラ出身の3番アーロム・バルディリス内野手(30)が先制の7号ソロ。7本目で初めて勝利につながった1発を「チームの勝利のために、一生懸命やっているだけ」と喜んだ。直後の2死一塁から米国出身の5番ヴィニー・ロッティーノ外野手(33)が2号2ランで続き「打った瞬間、いくと思ったよ」。締めくくりは韓国の主砲、4番李大浩内野手(30)。3回にバックスクリーンに6号2ランを運び、「自分だけ打ってなかったからね。期待に応えられてよかった」と笑った。

 同一チームの外国人クリーンアップトリオのそろい踏みは史上3度目。3本とも、試合前まで被本塁打ゼロの阪神榎田からと効果的だった。チームの連勝は6に伸び、「集中力を高めて打席に入ってくれた」と森脇監督も最敬礼だった。

 ▼オリックスは外国人トリオがそろって本塁打。同一チームの外国人選手3人が本塁打を打ったのは、09年8月12日にオリックスの3番カブレラ、4番ローズ、5番フェルナンデスが日本ハム戦で記録して以来11度目。外国人クリーンアップトリオのそろい踏みは、65年4月24日西鉄の3番バーマ、4番ロイ、5番アグリーと前記09年8月12日オリックスに次いで3度目。