13日に肺がんで死去した元日拓(現日本ハム)投手で、「怪童」と呼ばれた尾崎行雄氏(享年68)の通夜が18日、東京・荒川区の町屋斎場で営まれた。弔問客には母校・浪商OBの張本勲氏(73)、DeNA高田繁GM(67)、鳩山邦夫元総務相(64)、大相撲幕内の臥牙丸(26)ら約500人が参列。法名は快速球で「怪童」と呼ばれた同氏をしのび、「玉剛院釈大雄(ぎょくごういんしゃくだいゆう)」と付けられた。

 浪商では4学年先輩で、プロの東映、日拓では同僚だった張本氏は式場の最前席に座り、後輩の遺影を見続けた。「合宿所で生活を2年ともにしました。(亡くなるのが)10年早い」と残念がった。語り草となった速球については「今のスピードガンなら160キロ以上出ていた」と証言し、「直球とカーブだけで大毎、南海の強力打線をきりきり舞いにして、ビックリしました」と懐かしんだ。

 法政二のエースとして甲子園で3度対戦した元巨人柴田勲氏(69)も参列。3年ほど前、当時のチームメートと尾崎氏が営む都内のレストランを訪れ、ステーキパーティーで再会を喜び合ったという。「最後は彼の剛腕に負けましたけど、良きライバルでした」と別れを惜しんだ。