ソフトバンクが対戦したいのはオリックス、それとも日本ハム?

 今日11日からクライマックスシリーズ(CS)が両リーグで開幕。まず3試合制のファーストステージが行われる。その勝者をファイナルステージ(15日初戦、ヤフオクドーム)で待ち受けるソフトバンクの1軍メンバー20人に、緊急アンケートを実施した。

 タカ戦士の本音が集まった。匿名での直撃調査の結果「CSはオリックスとやりたい」という意見が半数を占めた。

 ◆オリックス派(10人)

 多かったのが「強い相手と決着をつけたい」という意見だ。

 中堅野手A

 向こうもホークスを倒すと言っている。日本一へ向かう目的は一緒でも、日本ハムは引退する稲葉、金子選手のため、オリックスは打倒ホークスというカラーが見える。オリックスは1年を通じてホークスに対する戦い方が1チームだけ違った。

 中堅投手B

 ずっと1位2位で優勝を争ってきたし、また倒したい。

 さらに中堅野手Cは「監督、コーチ、選手にも元ホークスがいますしね」と、両軍の因縁を挙げた。

 ◆日本ハム派(4人)

 ベテラン野手D

 先発陣の総合力はオリックスより落ちる。打撃陣はどちらも変わらないと思う。

 若手野手E

 投手も野手もそろっていますが、個人的に打っているので。

 「3位から勝ち上がってきたら勢いがつきそう」との声も複数聞かれた。

 ◆どちらでも派(6人)

 中堅投手F

 どっちがいいと思っていて、違うチームが来たら「うわっ」となる。そういう考えは持たないようにしている。

 若手野手G

 どちらも手ごわさは変わらない。

 ソフトバンクには1勝のアドバンテージがあり、優勝チームという自信もある。選手個々に相性の良しあしはあれど、自分たちの戦いができれば、おのずと道は開けるはずだ。

 ◆今季の対オリックス

 12勝11敗1分け。優勝を決めた「10・2」決戦も延長戦だったように、3点差以内の接戦が17試合もあった。最終的にゲーム差なし。シーズン勝ち数はオリックス80勝に対して78勝も、引き分けの差で勝率を2厘上回った。

 ◆今季の対日本ハム

 14勝10敗。1試合3被弾を含む寺原とスタンリッジが5被弾ずつと、カード別最多23被弾だった。ただ森、五十嵐、サファテの勝利の方程式3人で合計30回を1失点と抜群の安定感だ。本拠地では8勝4敗と大きく勝ち越している。