楽天に懐かしい顔が帰ってきた。ジム・ハウザー投手(30)とケニー・レイ投手(39)だ。入団テストを受けるため11日、キャンプに合流した。13年まで楽天に在籍した2人。ハウザーが「懐かしい人たちと会えた」と喜べば、レイも「戻って来られてうれしいよ」と笑顔だった。

 ハウザーは、今季は所属チームがなかった。左肩、右腕と故障が続いたため、米アトランタでリハビリを続けた。その間の支えを問われると「野球が好きだという思いだね。特に、楽天にいた2年間が支えになった」。日本一になった経験を原動力に、再び日本球界に挑む。レイは今季は台湾でプレーした。13年終盤、打球を顔面に受け骨折したため、試合中はバットマンのようなフェースガードを付けていた。「おかげで有名になれたけど、次はグラブで捕るよ」とちゃめっ気を見せた。