オリックスから国内FA宣言した金子千尋投手(31)に対し、すでに最大4年の条件提示を終えている阪神は、前日21日に交渉役の中村GMと金子の代理人が電話で連絡を取り合っていたことが分かった。

 状況は進展しなかった模様だが、22日、中村GMが「あとはマルかバツか決まったとき」と話し、金子側の回答を待つ方針。金子が重視するポイントは金銭面だけではないとされる。

 ある球界関係者は「施設面のほか、自分がそのチームに入って、どういう立ち位置になるか。優勝したい気持ちも強いようだ」と説明した。今週中に直接交渉する可能性もある。