最速157キロ右腕のラストシーズンがいよいよ始まる。首都大学リーグは今日17日から第2週を迎え、今季初戦の東海大は筑波大戦で菅野智之投手(4年=東海大相模)が先発する。16日、平塚市内の同大グラウンドで約2時間の調整を行い、「徐々に高まってきた。最後の大学野球。すごく特別で、意識する部分はたくさんある」と話した。

 いきなり2つの記録達成がかかる。あと3つの通算300奪三振とリーグ最多タイの通算13完封だ。「圧倒的な力を出して、春の東海大とは違うというのを見せつけたい」。春は日体大相手に勝ち点を落とし、入学以来初めて優勝を逃した。筑波大は開幕カードで、その日体大から勝ち点を挙げた相手。だからこそ、ここを最初にたたくことでチームも勢いづく。

 巨人がすでに1位指名を公表し、10月のドラフトの超目玉だが「注目される以上、それなりの投球じゃダメなんです」。期待に応える準備はできている。