<社会人野球東京大会:JR東日本7-2日本新薬>◇11日◇神宮

 今年のドラフト1位候補として注目されるJR東日本(東京)の吉田一将投手(23=日大)が今季公式戦初戦で勝利を挙げた。日本新薬(京都)相手に8回を被安打4の2失点。最速143キロをマークして7三振を奪った。

 8球団のプロスカウトが見守る中、吉田が今季初の公式戦を白星で飾った。3回、9番打者に速球をとらえられ、風にも乗る2ランを浴びた。それでもしり上がりに調子をあげ、追加点は許さなかった。「最初は力みましたが徐々に修正できました」と吉田。昨年は都市対抗、日本選手権とも準優勝。「優勝しかない。この大会にも優勝して、日本選手権の切符をとりたい。勝てば(プロも)近づいてくる。自覚を持って投げたい」と言い切った。