<東京6大学野球:慶大13-2東大>◇第2週最終日◇20日◇神宮

 東大が、リーグワーストタイとなる70連敗を喫した。先発の辰亥由崇投手(3年=高松)が5回2失点と粘り、9回には内野ゴロの間に今季初得点を挙げたが、2-13で敗れた。70連敗は87年秋から90年秋にかけて東大が記録して以来。10年秋の早大1回戦で、日本ハム斎藤(当時早大)に勝利して以来の連敗となった。

 大越健介氏(52=NHK「ニュースウオッチ9」キャスター、現役時代に8勝27敗)「朝の来ない夜はありません。70連敗という残念な結果となりましたが、監督、選手たちは次の試合にも、さっそうと、そして胸を張って臨んでください。レベルの高い6大学では、それぞれがNO・1の選手になることは難しいでしょう。しかし、オンリーワンになることは可能なはず。ゲームを見ていると、そんな高い意識でプレーする選手も出てきたように思います。個性あるチームをつくり上げ、強豪たちに1歩も引かない、胸躍るゲームを見せてほしいと思います」