プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグのドラフト会議が28日、新潟・長岡で行われた。

 新潟から2位指名を受けた元巨人の桑田真澄氏(46)の長男で、首都大学リーグの桜美林大・桑田真樹外野手(4年=桜美林)が、1年でのNPB入りを誓った。東京・町田市の同大で会見を行った。「新しい環境で、新たな野球ができる。楽しみでいっぱいです」と感謝しながら、父と同じ舞台でプレーする夢を繰り返した。

 プロ野球志望届を提出し、10月23日のドラフト会議で指名を待ったが、指名漏れ。「個人的には納得していない。活躍して、なるべく早くNPBに行きたい。できれば来年」と言った。桜美林大では4年からレギュラーを獲得。「全体的に力をつけて、即戦力として戦えるように体作りをしたい。打撃が好き。シュアな打撃をすることが得意分野です」とアピールした。

 新潟には行ったことがないが、「お米がおいしい」と好印象を抱く。指名は授業中に友人からのラインで知った。父への思いを問われると「ベストを尽くすことが親にとってうれしいこと。ベストを尽くしたい」。BCリーグ経由NPB入りを目指し、新たな環境でレベルアップを図る。

 ◆桑田真樹(くわた・まさき)1992年(平4)8月10日、東京生まれ。小学5年からプレーし、中学時代は麻生ジャイアンツに所属。桜美林高から桜美林大に進学。ポジションは左翼で、リーグ戦は主にDHで出場。50メートル走6秒2、遠投95メートル。家族は両親、弟。181センチ、78キロ。右投げ左打ち。