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古田兼任監督の来季契約「白紙です」

 ヤクルト古田敦也兼任監督(42)が早ければ7日にも球団首脳と去就を含めた異例の緊急会談を行うことが6日、明らかになった。今季最多の借金17と低迷が続く中、鈴木正球団社長(65)がこの日、来季監督問題について「白紙」と発言。球団側は続投で一任の方針だが、古田本人の意向を把握できていないことから去就問題などを話し合うことを明言した。くしくも42歳の誕生日に浮上した去就問題。不振の責任をとるのか、来季リベンジへ続投するのか。今後の動向が注目される。

 6日に42歳の誕生日を迎えた古田兼任監督の去就問題が浮上した。今季53試合を残し、早くも自力3位以内の可能性が消滅した。チームの低迷が続く中、鈴木球団社長が監督の去就問題について口を開いた。この日、東京都内の球団事務所で、古田兼任監督の来季契約について「白紙です」と強調。直接会談の問いには「近いうちに会います。呼ぶ形だとお互いに構えてしまうので、こちらから行きます」と明かした。

 早ければ7日にも横浜戦が行われる神宮球場へ出向く意向だ。球宴期間などに監督が球団トップに中間報告を行うケースはあるが、ヤクルトでは行わないのが通例。ましてやシーズン中の球団トップと監督の2人だけの直接会談となると極めて異例だ。今季限りで2年契約が切れる監督問題が焦点になるのは間違いなく、鈴木球団社長は「当然、そういう話にもなるでしょう」と否定しなかった。

 就任1年目の昨季はAクラスの3位に入ったが、今年は開幕から低迷。7月には7連勝と一時持ち直したが、後半戦2勝10敗と脱落した。それでも球団側は古田兼任監督続投の方針を表明してきた。ヤクルトでは前任の野村監督(現楽天)が9年、若松監督が7年間務めた。長期的な視野でチームを任せてきた背景がある。今年は故障者が続出した事情に加え、選手兼任に挑戦していることにも配慮。古田兼任監督の意向を最優先することで一致し、続投が既定路線だった。

 だが球団側も古田兼任監督の胸の内を測りかねている。ある球界関係者は「一時は辞める方向だったが、ここにきて(来季監督へ)前向きになっているようです」と話す。このまま終われないという気持ちが芽生えているようだが、現時点では明確な意思表示はしておらず、続投か辞任かで気持ちは揺れ、流動的な状況だ。

 選択肢は(1)兼任監督を続行(2)選手引退、監督続投(3)辞任退団のいずれかだが、今季2試合しか出場していないことを考えれば、選手続行の可能性は低い。会談では補強や編成などビジョンを話し合うが、まずは監督問題が大前提となる。

 借金17は古田兼任監督が入団する前の89年までさかのぼる。「まだチャンスは全然ある」とあきらめない姿勢を強調するが、戦力不足もあってチーム状況はどん底。スタンドのファンから批判の声が出ているのも事実で、今後の結果次第では責任を問う声が大きくなる可能性もある。不振の責任で辞任か、続投でリベンジか。古田兼任監督の動向から目が離せなくなった。

[2007年8月7日8時58分 紙面から]

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