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ロッテ成瀬ハム止めた!完封で11勝目

- 日本ハム対ロッテ 無四球完封で11勝目を挙げ、スタンドの声援に帽子を振って応える成瀬(撮影・黒川智章)
<日本ハム0-2ロッテ>◇19日◇札幌ドーム
西武涌井秀章投手(21)が両リーグのトップを独走する15勝目を挙げた。また横浜高時代の1年先輩のロッテ成瀬善久投手(21)は、リーグトップタイの今季3度目の完封で11勝目を挙げた。
ロッテ成瀬が首位日本ハムの前に仁王立ちだ。初の無四球完封で11勝目を挙げ、今季このカード3戦全勝となった。完封はリーグトップタイの3度目で、防御率は両リーグ唯一の1点台(1・70)をキープした。
首位の勢いを止め、4ゲーム差に接近。成瀬は「いい仕事ができましたね」と会心の笑みを見せた。初登板の札幌ドームに「ちょっと空気が薄かった」と周囲を笑わせたが、マウンドでは“酸欠”を微塵(みじん)も感じさせない今季最多136球の力投だった。今季ナイターは8連勝で、この日は唯一の黒星を喫したデーゲームだったが堂々の3勝目を挙げた。
口癖は「ゼロに抑えれば負けない」。優勝争いに重要な一戦で、相手に三塁も踏ませない、有言実行の内容だった。「今後の試合で投げてもらわないといけない」と、4日の日本ハム戦でリードしながら途中交代を告げたバレンタイン監督も「力強い球を投げていたし、最後までいけると判断した」。若き左腕に全幅の信頼を寄せ、この日は最後までマウンドを託した。
防御率と勝率でリーグトップを独走し、星野ジャパンの候補にも名前が浮上る。日本を代表する左腕へと成長しつつあるが、エース清水や守護神小林雅から「活躍が3年は続かないダメ」と、愛の言葉責めを受けている。成瀬も「信頼してもらうために何年も続けないといけないですから」。胸に刻む先輩の言葉を思い出し、手綱をすぐに締め直した。
初戦黒星後の2連勝で、敵地では12カードぶりの勝ち越し。同監督も「(日本ハムに)勝ち越したことも非常に重要な点」とうなずいた。成瀬は「昨日(18日)の逆転勝ちの流れを切りたくなかった。千葉にいい流れでいけますね」。左腕エースが、日本ハムの勢いを止め、追撃態勢に入ったチームの背中を押した。【松本俊】
[2007年8月20日9時41分 紙面から]
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