このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 野球 > ニュース


野球メニュー

楽天山崎武40号一番乗り

楽天対日本ハム 8回裏楽天2死一、二塁、山崎武は左越えに40号本塁打を放つ(撮影・中村誠慈)
楽天対日本ハム 8回裏楽天2死一、二塁、山崎武は左越えに40号本塁打を放つ(撮影・中村誠慈)

<楽天11-1日本ハム>◇27日◇フルキャスト宮城

 ローズ見たか。楽天の山崎武司内野手(38)が日本ハム戦で2本の本塁打を放ち、両リーグ通じて40号一番乗りを果たした。チームも11-1で大勝した。本塁打と打点部門を争うタフィー・ローズ外野手(39)が26日楽天戦の10点差での四球に切れたことへの怒りの2発で、初めて仙台で観戦した愛娘との約束を守るアーチにもなった。

 打つべき日に出た2発だった。4回1死一塁。「内角直球を待っていたんだけど、外寄りの球に反応できた」。山崎武は1-0からの直球を右翼席ギリギリに運んだ。4試合ぶりの1発は自己最多の39号。移動試合で疲労の残るチームに勇気を与える先制2ランだった。

 背中に感じる視線に後押しされた。仙台3年目で初めて長女菜々ちゃんがネット裏で観戦していた。この日は8歳の誕生日。朝の伊丹空港で電話し、本塁打を約束していた。8回には2死一、二塁から、また打った。「マイケルは真っすぐか、カーブだからね。真っすぐを待った。(マウンドの)マイケルよりも(捕手の)中嶋との勝負に勝った感じ」という40号3ランだ。愛娘の前で一気にプロ21年で初めての大台に乗せた。今季5度目のマルチアーチで、父は見事に約束を果たした。「絶対打つと約束していたからね。良かった~。去年の8月27日も打っていたからね。2つもプレゼントあげちゃったね」と笑みがはじける。このペースで打てば50号にもなる。

 長男大貴くんの11歳の誕生日も9月8日に迫っている。昨季はともにアーチを放っている。「2年連続で行きたいね。ちょっとは格好いい父親を見せられたかな」。ちょっとどころではない格好良さのパパは、はにかんだ。

 オリックス・ローズとの2冠争いで3本塁打、7打点差をつけた。そのローズは、前日の四球に逆ギレして、野村監督を「バカ」とののしった。この日の試合前、「野村監督に代わってオレが怒る。(24日に3四球の)デイビーもオレに勝負していないじゃないか。四球もらってありがたいと思えないのか。あいつのタイトルのためにやっているんじゃない。チームを私物化しすぎだ」と語気を強めた。

 試合後も「本塁打王の戦いも、オレとローズしかいない。ベストを尽くした方が取る。きれいに戦いたいよな。オリックスファンがオレをたたえて、楽天ファンがローズをたたえる」と、つぶやいた。父として4番として放った、かけがえのないアーチには、キングの品格が備わっていた。【金子航】

[2007年8月28日9時1分 紙面から]

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー



このページの先頭へ