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中日立浪満塁弾20年目の代打1号

横浜対中日 試合を決定づける代打満塁本塁打を放った立浪は、ファンの大声援に右手を高々と上げる(撮影・宇治久裕)
横浜対中日 試合を決定づける代打満塁本塁打を放った立浪は、ファンの大声援に右手を高々と上げる(撮影・宇治久裕)

<横浜2-7中日>◇28日◇横浜

 中日は立浪の代打満塁弾など10安打7得点で横浜に快勝し、ピタリ追走。

 中日立浪が代打の切り札の大仕事をした。1-0の6回、1死満塁で、横浜先発寺原から今季1号グランドスラム。ひと振りで試合を決めた。球団初の連覇へ向けて、19日に38歳の誕生日を迎えたばかりのプロ20年目の大ベテランのバットがチームを引っ張った。

 初球、内角ぎりぎりへ、149キロの速球がきた。立浪は体をくるっと回転させた。普通の打者ならファウルになるような厳しいボール。だが、現役最多安打の技術が凝縮された打球は切れることなく右翼スタンドのポール際に飛び込んだ。

 「久しぶりに反応で打てました。ある程度頭にはあったけど、もし狙っていたらファウルになっていた。最高にうれしいです!」。

 プロ20年目で初めての代打本塁打だった。昨年4月7日巨人戦(ナゴヤドーム)上原から放ったサヨナラ満塁弾以来、508日ぶりの感触。あの時は2球目直球を狙い打った。だがこの日は来た球に反応して打球はフェンスを越えた。

 8月19日で38歳となった立浪は日々、体力と戦っている。練習開始前のナゴヤドームを黙々とランニング。そしてこの日横浜スタジアムでも試合前、最後までグラウンドにいた。さらに本塁打王ウッズにどん欲に質問。「ホームランが打つコツを聞いた。『トップからインパクトまでを速く。ボールにスピンをかけろ』と言われた。力は弱いながらもスピンがかかっていたでしょう?」。

 落合監督は「あそこは確率を考えればタツ。何とかしてくれると思っていた」という。切り札への絶対的信頼が、中日に大きな1勝をもたらした。

[2007年8月29日9時14分 紙面から]

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