このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 野球 > ニュース


野球メニュー

工藤粘って6勝目44歳以上で最多

横浜対巨人 後半戦負けなしの4連勝を飾り好調な工藤はお立ち台で舌を出しておどける(撮影・中島郁夫)
横浜対巨人 後半戦負けなしの4連勝を飾り好調な工藤はお立ち台で舌を出しておどける(撮影・中島郁夫)

<横浜7-6巨人>◇8月31日◇横浜

 勝負どころでギアが上がるのが、ベテランの真骨頂だった。横浜工藤は、巨人相手に3点リードを守れなかった。3回に同点に追いつかれ、なお無死二、三塁。一気に勝負の流れを失いかねなかった。「ここで踏ん張らないと、ずるずる行ってしまう」。持ち味の粘りだ。5番二岡は低めの変化球を振らせ、三振。李は、この日最速142キロ直球で見逃し三振。最後は阿部を高めの直球で左飛と、見事に断った。

 うれしい本拠地初勝利だ。初めて味わう横浜スタジアムのお立ち台。だが「お立ち台の権利があったか、どうか」と、現役最年長投手は恐縮した。初回からピンチだった。1死二塁で高橋由に中前打されたが、中堅金城の本塁好返球に助けられた。3点の援護を受けながら、2回、3回で追いつかれた。四球も3つ出した。それでも同点で踏みとどまったことが、6回の勝ち越しにつながった。

 8月に強い。通算221勝のうち8月だけで47勝。夏に調子を崩す選手とは対照的だ。暑くても食欲を失わない。「夏は食べられないとね」。さらに、猛暑でも行う練習前のランニングが好調を支える。「筋肉と会話しながら走るんだ。張りは、どうかとか。何も考えずに10本走るより、考えながら3本走った方がためになる」。考えは、若手投手にも伝わった。それが無形の力。この日の試合前は、寺原が同様にグラウンドを走っていた。

 44歳以上で6勝は工藤が初めてだ。だが「意識する数字はない」。目標は、あくまでクライマックスシリーズ出場だ。大矢監督は「故障とベテランの疲れがなければ頑張れる」と言った。その中心に疲れ知らずの工藤がいる。【古川真弥】

[2007年9月1日9時21分 紙面から]

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー



このページの先頭へ