このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 野球 > ニュース


野球メニュー

高橋が逆転満塁弾、ハムM「8」点灯

4回裏無死満塁、高橋は満塁本塁打を放ち打球を見ながら叫ぶ(撮影・黒川智章)
4回裏無死満塁、高橋は満塁本塁打を放ち打球を見ながら叫ぶ(撮影・黒川智章)

<日本ハム13-5オリックス>◇21日◇札幌ドーム

 日本ハムは21日、オリックスを13-5で破り、2位ソフトバンクが敗れたため優勝へのマジックナンバー「8」が点灯した。5番高橋信二(29)が3点ビハインドの4回、一時逆転となる満塁弾。さらに5-5で迎えた8回無死一、三塁では、高橋の三塁ゴロが相手失策を生む“ラッキー打”で決勝点をたたき出し、この回、一気に2年ぶりの1イニング8点を奪った。最短でのリーグVは26日の楽天戦(札幌ドーム)。リーグ連覇へ、今季限りで勇退するヒルマン監督がいよいよ有終の美を飾る。

 奇跡は2度、起きた。同点の8回無死一、三塁。高橋の凡打が、信じられないミスを誘った。バットの先に引っ掛けた三ゴロ。三塁走者の稲葉が飛び出し、チャンスはついえた…かに思われた。だがドラマは起きる。三塁手木元が本塁へワンバウンドの悪送球。“ミラクル凡打”が決勝点になった。「あれはイカンですよ。打っちゃいけないところに打った」。終わってみればこの回、一挙8点。マジック8をともす、奇跡的な大勝にを導いた。

 正真正銘のヒーローだった。3点を追う4回には逆転満塁弾。自身4本目、今季初のグランドスラム。一時は同点にされたが“決勝打”も自分で決めた。「奇跡みたいなもんでしょ」。05年には開幕から4試合で2本の満塁打の最速記録を作った満塁男が、ミラクルな「アーチ&凡打」で3連勝へと導いた。

 球団史を象徴する反骨の男は、1つの出会いから花開いた。「監督がいなかったら、ずっとあのままだったかもしれない」。96年ドラフト7位で入団。巨人小笠原と同期で同じ捕手。首脳陣の評価は低かった。当時は身長182センチながら、現在より17キロも少ない70キロの細身。外見で判断された。「プロ野球選手じゃなかった。ゴミみたいな扱い。見返そうと思ってやってきた」。1年目から2軍でボールボーイなど雑用が主な仕事。チーム練習からただ1人外れ、フレッシュ球宴へフリー打撃用捕手で帯同させられる屈辱も味わった。

 ヒルマン監督が就任した03年が転機だった。プロ7年目。肩が弱いなど課題の守備に目をつぶり、パワーあふれる打撃を見初められて抜てきされた。6年間でわずか1軍25試合出場が、その年に105試合に起用された。翌04年はチーム日本人トップ26本塁打を放ちブレーク。05年に2度の左ひざの故障も、今季復活を遂げた。

 岡山・津山市出身。B'Zの稲葉浩志の自宅と約100メートルの近所で生まれた。熱いハートで奏でた快音はが勇退する恩師を花道に導き、球団史上初の2連覇へ、カウントダウンをスタートさせた。【高山通史】

[2007年9月22日9時38分 紙面から]

  • エヌスクへ
関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「高橋が逆転満塁弾、ハムM「8」点灯」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ