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ラミレス右打者初のシーズン200安打

- シーズン通算200安打を達成したラミレスはボードを掲げる(撮影・中村誠慈)
<ヤクルト3-1横浜>◇4日◇神宮
ヤクルトのアレックス・ラミレス外野手(33)が、右打者として史上初のシーズン200安打を達成した。横浜戦の5回、三橋から三塁強襲の内野安打を放った。今季は体調管理とともに、苦手の外角球対策を重ね安打を量産した。打点王は確実で、首位打者も射程圏。残り5試合で、94年イチローの持つ日本記録「210安打」の更新を目指す。
肩で息をしながらも、笑顔で歓喜の瞬間を迎えた。痛烈な打球が三塁村田のグラブをはじき、一塁送球より早く、ラミレスがベースを駆け抜けた。「やったという達成感が強い。言葉では言い表せない」。「200安打」と書かれたボードを頭上に掲げ、誇らしげに球場全体を見渡した。
一塁ベースに近い左打者より不利といわれる右打者としては、史上初の到達だ。過去に達成した2人とも左で内野安打が多かった。94年イチローの33、05年青木の51に対し、今季のラミレスは22。古田兼任監督は「足のある選手じゃないし、技術という意味では青木、イチローより上。次はなかなか出ないと思う」。より高い打撃技術が求められた偉業に、最大限の賛辞を贈った。
入団当時から見てきた同監督は「遠くに飛ばしたがる。昔はもっと粗かった。三振は多いし、打率は低かった」と振り返る。内角には強くても、外角に逃げる変化球にはもろかった。ラミレスは今年、フォームと意識を変えた。「インコースにはなかなか投げてくれないから、外のボールを逆らわずに打つことを心がけた」。右方向への安打は来日1年目の19本に対し、今年が57本。内角を攻めて、甘くなればスタンドに放り込む。研究され尽くしたはずの7年目、弱点を克服し、相手の攻めを逆手にとった。29本塁打で、打点はリーグトップの121。勝負強さも兼ね備えた200安打の内容は濃かった。
陽気で豪快なイメージそのままに、店の食事ではコーラをピッチャーで頼む。好きなものを食べるが、酒とたばこはやらない。外国人が嫌いがちな針治療も取り入れるなど、準備と体調管理が好調を維持させた。残りは5試合。日本記録210安打へ「こういうチャンスはめったにないからね」。3年契約の最終年。ラミレスの集中力は最後まで途切れない。【柴田猛夫】
[2007年10月5日9時17分 紙面から]
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