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オレ竜は“虎キラー”の中田先発濃厚

キャッチボールする中田(撮影・清水貴仁)
キャッチボールする中田(撮影・清水貴仁)

 13日から、セ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージ(3試合制)が始まる。中日落合監督はナゴヤドームの開幕戦に“虎キラー”中田賢一投手(25)を先発させることが濃厚となった。初戦先発とみられていたエース川上をあえて2戦目にまわす秘策で勝負をかける。阪神岡田監督は「結局はクリーンナップや」とすべてを託した。秘策と正攻法の竜虎決戦だ。また、パ・リーグは札幌で日本ハム-ロッテのCS第2ステージが開幕する。

 開幕のマウンドには中田が上がることになりそうだ。チーム方針で先発情報には徹底したかん口令が敷かれている。この日も先発陣全員が同じように調整。報道陣との接触を避けるようにセンターのフェンスにある出入り口から関係者通路を通ってロッカー室へ戻った。ピリピリした雰囲気の中、中田は落ち着いていた。

 「ふつうです。変な高ぶりはないですよ。僕は変に意識するとだめなのでいつも通りに行きます」。

 短期決戦で初戦の持つ意味は限りなく大きい。負ければその時点で相手に王手をかけられる。だが、その重圧にも中田なら耐えられそうだ。ナゴヤドームの阪神戦では5戦全勝を誇る。通算でも8勝2敗。今季は2勝1敗だったが、防御率は1・29だ。

 「阪神? 相手はどこでも一緒です。気をつけるのは四球を出さないことです。球数投げてもスピードが落ちない自信はあるので監督に『代われ』と言われるまでドンドン行きたい」。

 今季はチームトップの14勝をあげて自信をつけた。今季最終登板となった6日ヤクルト戦では5回無失点と好投。それから中6日と登板間隔もベストだ。

 一方、2戦目に先発することが濃厚なエース川上は練習後、駐車場で報道陣に囲まれると「負けられない試合か」という質問に「どこでも一緒じゃないですか」と答えただけ。

 川上も今季阪神戦は4勝2敗と相性がいい。ただ落合監督は「負け、負けできた時に止めるのがエース」と語るように、チームの窮地を救うのがエースだという哲学がある。初戦は中田の勢いにかけ、もし敗れても川上で1勝1敗に持ち込めるという計算だ。【鈴木忠平】

[2007年10月13日9時26分 紙面から]

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