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西武渡辺新監督が秋季練習で始動

背番号「99」の西武渡辺新監督は、笑顔で練習を見つめる(撮影・中村誠慈)
背番号「99」の西武渡辺新監督は、笑顔で練習を見つめる(撮影・中村誠慈)

 西武の秋季練習が14日に埼玉・所沢の西武第2球場でスタートし、渡辺久信監督(42)が始動した。真新しい背番号「99」のユニホームに初めて袖を通した新監督は早速、フル回転を宣言。コーチがわずか3人の始動となったこともあり、今後は練習中のノックやキャッチボールも参加する考えを示した。さらに片岡やG・G・佐藤らのお立ち台パフォーマンスのアドバイザー役も検討。自ら掲げる個性派集団実現のため、グラウンド内外で1人何役もこなす構えだ。

 渡辺新監督は誰より多忙だった。練習前には全選手の前で「今日から指揮を執らせてもらうことになった渡辺です。この時期に真剣勝負ができないことは寂しい。みんなで幸せになれるよう一致団結したい」とあいさつ。練習後には約200人のファンへのサインやロッカー整理など、球場を後にしたのは球団関係者の中で最後だった。

 練習に参加したコーチは潮崎、相馬、大迫の3人だけ。1軍首脳陣8人を退団させた影響で後任のコーチがそろわなかったためだが「キャッチボール(の相手)はやるよ。ノックもやらなきゃいけないかも」と人数不足は監督自らカバーする意欲を見せた。

 そして新監督のやる気はグラウンド上だけにとどまらない。片岡、G・G・佐藤らがお立ち台で繰り広げたパフォーマンスについて「ああいうのはいいと思うよ。でもオレに言わせれば外してるんだよな。お話が必要かもしれないね」と改良、指導の必要性を強調した。挑戦する姿勢は評価しながら、ネタがいまひとつとバッサリ。自らプロデュース役を買って出た。

 渡辺監督が就任時にまず掲げたのは「個性派集団をつくりたい」という目標だった。評論家時代には南原清隆、ゴルゴ松本らの芸能人とも親交があり、現役時代には工藤(現横浜)とともに当時では画期的なキャンプリポートを務めて「みんなの度肝を抜いたんだよ」と人気向上に一役買った実績もある。グラウンドで勝つだけでなく、勝った後もお客さんを帰さない。その両方を実現させる個性派育成のため、新監督は労を惜しまない。【大塚仁】

[2007年10月15日9時41分 紙面から]

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