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落合竜王手!川上が投打に活躍

- 巨人対中日 連勝し笑顔の落合博満監督(撮影・為田聡史)
<巨人4-7中日>◇19日◇東京ドーム
落合中日が、川上、谷繁のバッテリーで2年連続日本シリーズ出場に王手をかけた。セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージで原巨人に連勝だ。エース川上憲伸投手(32)は粘って7回を4失点、バスターも決める2安打を放った。谷繁元信捕手(36)は4安打で巨投を粉砕した。第1ステージから打率5割6分2厘とMVP級の働きだ。中日は20日の第3戦に勝てば、日本ハムと日本シリーズ(27日~)を戦うことが決定する。
川上は、2点リードの6回1死一塁で打席に李を迎えた。1発同点のピンチを、133キロのフォークで二ゴロに料理。併殺を見届けて右手でグラブを5度たたいた。続けて脇を通る荒木へ2度、最後はベンチに向け大きくたたいた。
「絶不調の中でスタートした。初回は本当にどうなることやらと思った。逃げ出したい気持ちだった」。
チームとしてCS4試合目で初めて先制を許した。だが粘り強く3併殺を奪う。打席では4回1死一塁からバスターで左前打を放つなど2安打2犠打。サインは送りバントだったが「三塁手が出てきたのでとっさにやった」。その回の井端の左直では的確な打球判断でタッチアップに成功し「難しいプレーができて野球に集中できた。投球につながった」と話した。
阪神戦に続いてCS2勝目。日本シリーズでも球団タイの通算3勝と、短期決戦にめっぽう強い実力を見せつけた。
もう1人、勝利の立役者は谷繁だ。「シーズン終わってからこんなに調子よくなってもね!」。今季この試合まで1度しかなかった4安打の固め打ち。
1点を追う2回、木佐貫から左前打で突破口を開き、同点のきっかけをつくった。4回、6回にも中前打を放つと7回には貴重な6点目となるタイムリー。リーグでは規定打席到達者の中で最低の打率2割3分6厘だったが、CSでは第1ステージから16打数9安打で打率は驚異の5割6分2厘。さらに第1戦は小笠原を、この日はエース川上を巧みにリードした。まさにMVP級の働きだ。
落合監督は「エースを立ててその試合に勝ったというのは大きい」と川上で2戦目に勝利した重要性を強調した。小笠原が奇襲先発した初戦に負けても2戦目でエースが止めれば1勝1敗、小笠原が勝てば2連勝で王手がかかる。
これで第3戦に勝てば2年連続の日本シリーズ進出が決定する。昨季敗れた日本ハムが待っている。ただ試合前、落合監督はその質問に首を振って、こう言った。「今日のことしか考えていない人間に何十年先のことを聞いているようなもんだ」。短期決戦を戦う上で最も大事な集中力。指揮官の頭には20日巨人に勝つイメージしかない。
[2007年10月20日9時52分 紙面から]
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