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ハム突然のクビ連発に佐藤コーチ激怒

- 札幌ドームのロッカーを整理し引き揚げる佐藤投手コーチ(撮影・黒川智章)
ヒルマン・ショックが襲った。日本ハムは日本シリーズ敗退から一夜明けた2日、白井一幸ヘッド兼内野守備コーチ(46)、佐藤義則投手コーチ(53)、淡口憲治打撃コーチ(55)の3人に来季契約を結ばないことを通告。佐藤投手コーチは突然の解任に激怒。「本人だけ喜んで、それでいいの」と、米ロイヤルズ監督就任が決定しているヒルマン監督、球団フロントを痛烈に批判した。球団史上初の連覇を遂げたが、監督辞任でコーチ陣は大解体。後味の悪いオフがスタートした。
球団から非情な通告を受けると、佐藤コーチは吐き捨てるように言った。
佐藤コーチ「いまさら言われても。(ヒルマン監督)本人だけ喜んでそれでいいのか、球団は謝っていたけど。1年契約だからずっとは考えていないけど、時期が悪い。就職活動ができないよ。誠意がないよな。前もって決まっているなら言ってほしかったな。(球団が他球団への就職先を)探すのはできないと言っていた」。
日本シリーズまで進出したことが、皮肉にもマイナスへ作用してしまった。だがその間、ヒルマン監督とオーウェン・コーチ補佐だけが、それぞれロ軍の監督、ベンチコーチとして来季以降の就職が決まったが、他球団の組閣はほぼ完了している段階での通告となった。シーズン中のため、球団から通告もされず、就職活動をしたくても動けない。一部コーチからは不協和音が噴出していた。球団側も通告の席で陳謝した。だが淡口コーチも穏やかに話してはいたが「ほとんど(他球団の組閣が)決まっていますからね。厳しいです」と本音を漏らした。
2軍の選手育成、管理を担うファームディレクターを要請された白井コーチも固辞し、退団することが決定的だ。同監督の右腕としてヘッドを5年間務めたが「監督がユニホームを脱ぐときは自分も脱ぐと決めていた。要請を受けても『はい』とは言えなかった。申し訳ないと話した」。優勝監督の前代未聞の辞任が発端になった、お家騒動。2年連続の日本一を逃したとはいえ、優勝球団のオフとは思えない人間模様が広がっていた。【高山通史】
[2007年11月3日10時2分 紙面から]
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