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巨人が福留獲りへ速攻で誠意
- ナゴヤ球場でリハビリを行った福留(撮影・上野竜一)
巨人が“速攻”で日本球界の至宝を口説き落とす。中日からFA宣言した福留孝介外野手(30)に対し交渉解禁となる14日からアタックをかけることが13日、分かった。交渉解禁後すぐに清武球団代表が福留と連絡を取り本人のスケジュールを確認、一両日中の第1回交渉実現を目指す。日本一奪回へ、そして球界屈指のスラッガーの海外流出を避けるためのし烈な争奪戦がいよいよ幕を開ける。
巨人がスピード交渉で誠意を示す。交渉が解禁となる14日、清武球団代表が福留に電話で連絡を取ってスケジュールを確認し、早期の交渉実現を目指す。清武球団代表は東京でオーナー会議、福留は名古屋で練習予定。解禁当日に交渉が実現するかは未定だが、福留の都合がつき次第、直接会って獲得の意思を伝える。14日か、遅くとも15日までには第1回交渉を行うとみられる。
福留がFA権行使を表明した12日、清武球団代表は「この段階ではいえません。解禁になったわけではないですから」と言葉を選びながらも「日本を代表する一流の選手。海外流出することについては、何としても阻止したい気持ちでいっぱいです」と話した。これまでは慎重な対応に終始してきたが、いよいよ正式に「福留どり」を表明する時が来た。
誠意だけではない。現時点で中日を大きく上回る4年24億円を準備し、阪神など国内の他球団に負けない条件を用意している。さらに、滝鼻オーナーが12日に「僕個人としてはメジャーと戦いますよ。『これ以上なめられるな、メジャーに』という気持ちです」と、大リーグとの争奪戦になっても一歩も引かない構えを見せた。グループを挙げて、日本球界の至宝の海外流出を食い止めようという決意は固い。
秋季キャンプで宮崎に滞在中の原監督は13日、休養日とあって「とにかくまだ交渉が解禁されていないわけですから。すべては明日(14日)お話しします。それだけです」とコメントするにとどめた。しかし、走攻守3拍子そろった外野手は、今オフ最大の補強ポイント。14日に正式にラブコールを送る予定だ。日本、そしてメジャーも巻き込んだ大争奪戦は、巨人の“速攻”でスタートする。
[2007年11月14日9時57分 紙面から]
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