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虎「感触わからん」福留とり撤退へ

阪神とのFA初交渉で沼沢阪神球団本部長(右)と対面する福留(代表撮影)
阪神とのFA初交渉で沼沢阪神球団本部長(右)と対面する福留(代表撮影)

 こりゃあきまへんわ。阪神は16日、大阪市内のホテルで、中日からFA宣言した福留孝介外野手(30)と初交渉を行った。推定で4年総額21億円の条件を提示したが、巨人、メジャーとの争奪戦を勝ち抜く感触は得られなかった。福留側から決断が12月以降にずれ込む見通しを告げられ待つ姿勢を示しながらも、外野手補強で外国人獲得作業に取り掛かることを決めた。

 来季を見据えれば、いつまでも指をくわえていられない。福留との交渉を終えた沼沢球団本部長からの電話報告は、手応えに乏しかった。南球団社長は、FA補強が落ち着くまでの凍結を決めていた外国人どり再開を宣言した。「12月中旬くらいまでかかるということだから、外国人(補強)の動きと並行して進めていくしかない。しばらくは代理人と交渉すると思います。外国人とも並行して進めていこうと思います」。

 当初から、巨人とメジャーを巻き込んだ争奪戦には苦戦を覚悟していた。交渉解禁初日の14日は話し合いに持ち込めず、逆に国内のライバル巨人に先を越された。メジャーでは10球団以上が興味を示している。その上、この日の交渉で「長期化」を告げられた。沼沢本部長は待ちの姿勢を示しはした。だが、獲得失敗を想定した外国人補強へ踏み出すことは、限りなく、福留どりからの撤退に近かった。

 交渉に当たった沼沢本部長は「一方的にこちらから話して条件も提示したけど、感触は分からない。口説き文句も…代理人の方もいて恥ずかしいのもあって、個人的な思いは伝えましたけど…」と表情はさえなかった。交渉解禁日の14日、巨人と電撃交渉を行った後には清武球団代表が手ごたえを口にしたのとは対照的だった。「撤退」の決断こそ先送りにした阪神だが、外国人どりも解禁。福留不在の前提で、来季オーダーを構築し始める。【町田達彦】

[2007年11月17日9時9分 紙面から]

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