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巨人が1年3億円でクルーン獲得へ
巨人が横浜を自由契約になったしたマーク・クルーン投手(34)を獲得することが4日、明らかになった。上原に代わる抑え投手を調査していた巨人と、日本球界でのプレー続行を希望したクルーンの思惑が一致。1年契約の年俸3億円(推定金額)でほぼ合意に達し、一両日中に発表される予定だ。来季、日本一奪回を目指す原巨人に球界最速161キロのストッパーが加わる。
巨人がクルーンに白羽の矢を立てたのは、自然な流れだった。今季は上原が1年限定で抑えを引き受け02年以来となるセ・リーグ優勝を果たしたが、来季の先発復帰は既定路線。絶対的な守護神不在の弱点が解消されたわけではなかった。ストッパーはリーグ連覇、日本一奪回へどうしても必要な存在。球団は水面下でリリーフタイプの投手を複数リストアップし、調査を続けてきた。
そんな中、横浜の契約延長交渉が不調に終わったクルーンは、上原の代わりを務められる数少ない投手の1人だった。11月30日にクルーンが保留選手名簿から外れると、巨人はすぐに本格的な獲得への動きを開始した。足の故障を抱えているという情報もあった。獲得リストの中にはほかにも有望な守護神候補がいたことで、クルーン側の条件面が高騰するようなら手を引く可能性もあった。
だが日本でのプレー続行を希望するクルーンは入団に前向きで、交渉はスムーズに進んだ。巨人が提示した1年契約にOKの意向を示し、年俸3億円(推定金額)で合意に達した。本格交渉開始から、わずか1週間足らずで電撃的に入団にこぎつけた。付帯条件など細かい条件を話し合い、一両日中にも発表される見込みだ。
横浜で不動の守護神として活躍し、3年間で84セーブを挙げた実績がある。何より日本最速の161キロのスピードボールは最大の魅力だ。最近の巨人では、剛速球でわかせる投手が少なかっただけに、来季は東京ドームのスコアボードの球速表示に注目するファンは増えるはずだ。明るいキャラクターで人気、集客面でも相乗効果が期待できる。
クルーンの加入は投手陣全体に好影響を与える。上原が先発に戻れば、内海、高橋尚の左腕コンビと強力な先発3本柱が完成。さらに豊田、林、西村に、藤田が加入した中継ぎ陣も充実。クルーンが最後を締める投手陣の層の厚さは今季を上回る。日本一奪回への布陣が、着々と整ってきた。
[2007年12月5日9時49分 紙面から]
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