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韓国最速右腕林昌勇がヤクルト入団
- 入団発表会見で林昌勇は、ユニホーム姿でヤクルトの帽子をかぶる(撮影・山崎哲司)
ヤクルトの「ヨンちゃん」が誕生した。ヤクルトが7日、韓国の最速157キロ右腕、林昌勇(イム・チャンヨン、31=サムスン)の入団会見を東京・新橋の球団事務所で行った。3年契約で、年俸は1年目3300万円だが、3年間いい成績を挙げた場合には総額5億5000万円と、出来高が高く設定された契約を結んだ。かつてチームメートだった巨人李との「スンちゃん、ヨンちゃん」対決も、話題を集めそうだ。
林は、少し照れくさそうに日本のファンにメッセージを発信した。「ヨンちゃんと呼んでね」。名前の昌勇(チャンヨン)からとったニックネーム。ヨン様ほどのダンディーさはないが、はにかみ笑顔が印象的なヤクルトの韓流「ヨンちゃん」が誕生した。
ジャパニーズドリームをつかむためにやってきた。「韓国よりも日本はレベルが高い。チャレンジしたい思いが強かった」。韓国で104勝66敗168セーブを挙げた実力選手。この日、球団事務所の一室に、テレビカメラ3台を含む韓国メディア20人が駆けつけたほど注目度は高い。数年前から日本球界でも注目されていた。だが05年に右ひじを手術。まだ全盛期の状態までは復調していない。「実力的には落ちている」と会見で思わず漏らした。
契約は、成功報酬が重視された内容となった。3年契約で、年俸は1年目が3300万円、2年目が5500万円、3年目は球団に選択権がある。年俸ベースは高くないが、好成績を挙げて出来高をすべてクリアすれば、3年総額5億5000万円を手にできる。破格の成功報酬だ。
まだ起用法が決まっていないため、出来高の項目も先発、中継ぎ、抑えと複数のケースを想定。「先発だったら10勝、ストッパーだったら30セーブしたい」と語るヨンちゃんの目は真剣そのものだった。
今季まで所属したサムスンでは巨人李と同級生でチームメートだった。「先に日本で成功しているし、自分も対戦が楽しみ。いい試合を見せます」と自信を見せた。4年総額26億円といわれる大型契約を巨人と結んだスンちゃんは、まさに日本で成功した理想像。「安室奈美恵が好き」という31歳独身は、若手とともに寮生活からスタートする。夢をつかんだ時にはヨンちゃんから「ヨン様」と呼ばれるようになるかも知れない。【柴田猛夫】
[2007年12月8日9時13分 紙面から]
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