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ハム中田にロッテ西岡アドバイス拒否

母校に自主トレに現れたロッテ西岡(右)と緊張の面持ちで握手を交わす日本ハム中田(撮影・宇治久裕)
母校に自主トレに現れたロッテ西岡(右)と緊張の面持ちで握手を交わす日本ハム中田(撮影・宇治久裕)

 人気面でも最強のデブを目指します。日本ハム高校生ドラフト1巡目の中田翔外野手(18=大阪桐蔭)が7日、大阪府大東市の大阪桐蔭グラウンドで自主トレを行った。同時刻に姿を見せた先輩のロッテ西岡剛内野手(23)には「(ライバル球団なので)教えられない」とアドバイスを拒否されたが、球界でもトップクラスの人気を誇る同内野手と別の路線で人気を獲得し「もてぷよ」として渡り歩くつもりだ。

 中田があこがれの先輩から思わぬ“先制パンチ”を浴びた。同校OBの中日平田と3人で並んだインタビューでのワンシーン。西岡に入団前の過ごし方を尋ねると、即座に「教えられません」とぴしゃり。まさかの展開に怪物の表情も固まった。通常なら「何でも聞いてこい」などと、先輩が後輩に気を使うケースが多い。実際、テレビカメラ前で緊張する姿を見かねて「(発言が)堅い」と、助け舟を出してくれたほど。ただ本業の野球の話題は別だった。西岡にしてみれば「日本ハムは連覇しているし、そのチームに入る選手ですから。ロッテが不利になることは教えられない」と、プロとして当然のことをしたまでなのだ。

 大先輩がグラウンドに現れた時から、オーラを感じていた。フェンス越しにカメラを抱えて黄色い声援を送るギャルファンまで登場。「西岡さんは野球選手じゃないですよね。モデル系です。それで野球もできるし、女の子からしたら完ぺきなんじゃないですか?」と羨望(せんぼう)のまなざしで見つめていた。

 だからといって、単純にまねはできない。180センチ、76キロのスマートな体で茶髪をなびかせるイケメンに対し、182センチ、100キロの巨体。「あの髪形をしても似合わない。それに僕が(ルイ)ヴィトンを持っていたりしたら偽物だと思われますよね」と苦笑いで、勝ち目はない。

 そこで浮かんだのが、若い女性以外のファン層の開拓。「たくさんの人に応援してもらいたい。注目を集めると、自分の力にもなる」と話すように、狙うは子供&おばちゃん層。この日は今年初のマシン打撃で71スイングし、室内練習場に快音を響かせた。「小っちゃい子に『中田君』って応援されたらうれしい。それに大阪のおばちゃんはどんどん前に来る感じで、球場ではパワーをもらっていました」と胸を躍らせる。

 世間ではモデル土岐田麗子との交際が報じられるお笑い芸人のインパルス堤下や、ホンジャマカ石塚ら“もてぷよ”が大人気。8日には千葉・鎌ケ谷の勇翔寮に入寮し、11日からは新人合同自主トレが始まる。動けるデブを目指しながら、人気面でも「最強のデブ」の称号を得る。【本間翼】

[2008年1月8日9時35分 紙面から]

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