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巨人由伸沖縄で今季初フリー打撃

状態を確認するように今オフ初めて屋外でフリー打撃を行った高橋由(撮影・加藤仁)
状態を確認するように今オフ初めて屋外でフリー打撃を行った高橋由(撮影・加藤仁)

 巨人高橋由伸外野手(32)が、気分上々で今季初のフリー打撃を行った。15日、沖縄での自主トレで脇谷、亀井とともに約30分間、感触を確かめるように打球を飛ばした。高橋由は「ダメだねえ。当てているだけ。自分の懐まで球を呼び込めていない」と言いながらも、表情は明るかった。「やっぱり気分は違う。今日は打撃どうこうではなく、自分の体がどの程度かの確認だから」。痛めていた腰の状態もよく、順調な仕上がりを十分に確認できた。

 ちょっとした吉兆もあった。練習後、脇谷が右翼フェンス後方の草むらで、見た目は新しいが、水分を含んでどっぷり重い球を見つけた。NPBの刻印もある。高橋由は「これ昨年のだよ。オレが打った球に間違いない」。昨年は、相次ぐ故障や不振からの復活を期し、初めて沖縄に乗り込んだ。「自分自身を何とかしなければと思っていた」。球の発見とともに、背水の覚悟で練習した1年前が思い起こされた。

 この地からよみがえった。クライマックスシリーズは無念も、公式戦では35本塁打を放つなど優勝の原動力になった。「ゲン担ぎではないけど、昨年がうまくいったから今年も沖縄に来た。懐かしいボールも見つかったし、いいことあるかもしれないね」。日焼けした顔をほころばせた。

 26歳の脇谷、25歳の亀井と若手を伴っている。「慶大の後輩と練習したことはあるが、チームの若手と一緒は初めてかな。彼らも、今までと違うものをつかんでくれればと思う」。苦しい低迷期を乗り越えたからこそ、得たものは大きい。プロ11年目。天才打者の全盛期は、ここからではないだろうか。【飯島智則】

[2008年1月16日9時19分 紙面から]

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