- 野球メニュー
-
上原が骨髄移植支援1イニング1万円寄付
巨人上原浩治投手(32)が今シーズン中の自身投球回数×1万円を骨髄移植推進財団に寄付することが16日、明らかになった。06年にドナー登録をすませた上原は骨髄移植患者の支援に意欲的で、毎年100万円を同財団に寄付している。先発復帰する今季は、年間200イニング投球回到達が大目標。最低倍額の寄付金を大きな励みにして、1イニングでも多く投げる意向だ。
「足長エース」上原は考えた。自分が打者を倒すことが、病を倒すことにつながればいい。「自分にできることは、野球しかありませんので。シーズンの励みにして、少しでも多く投げられるように頑張ります」。寄付金積み立てを最大のモチベーションに先発復帰する。
200万円の寄付が目標となる。勝ち星など具体的な成績を目標に定めない上原が、唯一こだわる数字が年間200イニング投球回到達だ。過去には2度あり、最高は03年の207回1/3。「ケガなく1年を乗り切る」という08年最大のテーマにも合致するアイデアだった。
子供たちの笑顔がきっかけだった。毎年12月、後輩の木佐貫と骨髄移植を希望する患者を見舞い、クリスマス会を開く。訪問を生きがいにたくましく生きる姿に触れ、逆に勇気をもらった。「自分たちのケガなど大したことない。いつか東京ドームでキャッチボールしよう」と約束。球団には東京ドームで自身が参加しての募金活動など、さらなる運動の推進も願い出ている。
同様にドナー登録をしているプロ野球選手に、阪神藤川球児(05年登録)がいる。骨髄移植患者の支援では1年先輩で、球界のパイオニア的存在。同財団主催の野球教室に参加するなど、進んで支援活動を行っている。上原は「こういった活動でも『球児・浩治』でいけたらいい」という。北京五輪アジア予選で結成した名コンビ。グラウンド外でもタッグを組んで患者の支えとなる。
[2008年1月17日9時25分 紙面から]
【PR】
最新ニュース
- オリックス、イチローが震災の黙とう [17日23:32](写真あり)
- オリックス来月27、28日に西武と練習試合 [17日21:04]
- 西武小野寺が母校で講演 [17日20:10]
- 西武がキャンプ、練習試合日程を発表 [17日20:10]
- 巨人大道が代打の切り札へ意欲 [17日20:08]
- 阪神団体入場券の発売要項発表 [17日19:08]
- 阪神新人6人が阪神大震災の黙とう [17日16:55]
- 日本ハム多田野が18日に左手首手術 [17日16:36]
- 広島ルーキー小窪が虫歯治療 [17日16:05]
- ソフトB、陸上の高野進氏と提携 [17日12:59]
- フィリーズ田口、オリックス選手が黙とう [17日12:54]
- 球児トレーナーとコンビ22歳の体に戻す [17日09:20](写真あり)
- 唐川らハム中田の金銭感覚をチクリ [17日09:17](写真あり)
- ヤクルト新人由規が若手の「手本」に指名 [17日09:13]
- ハム便乗商法、中田で2軍席年間5万円 [17日09:13](写真あり)