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巨人上原が後輩西村にシュート学ぶ

 巨人上原浩治投手(32)が、カミソリシュートで打者の胸元をえぐる。22日、ともに自主トレを行っている西村健太朗投手(22)から、2月の宮崎春季キャンプ中にも、シュートを学ぶことを明かした。「あいつのシュートは素晴らしい。いかに盗めるかだね。まだ聞いてないけど、キャンプに入ってから教えてもらわなあかん」と言った。これまでもシュートを投げていたが、自らもキレ味の鋭さを認める西村の教えを請い、さらに質の高いボールにする。

 ストッパーから先発に復帰する今季も、投球の軸となるのは直球とフォークだ。それに加えて、昨シーズン終盤から封印していたカットボールの解禁も明言するなど、投球の幅を広げるつもりだ。そこに磨きをかけたシュートが、ウイニングショットとして使えるメドが立てば、打者にとってさらに的が絞りにくくなる。

 今年もキャンプ初日からブルペンに入る予定だ。「初日? キャッチボール程度になると思うけど、入ろうと思う」と言った。常に上を目指すエース上原。今季もさらなる高みを求めてまい進する。【久保賢吾】

[2008年1月23日9時4分 紙面から]

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