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クルーンがスライダー習得、150キロ超!?

ブルペン投球で真剣な表情で投げるクルーン(撮影・浅見桂子)
ブルペン投球で真剣な表情で投げるクルーン(撮影・浅見桂子)

 巨人マーク・クルーン投手(34)がスライダーの習得に乗り出した。宮崎春季キャンプ第2クール最終日の7日、ブルペンで8球をテストした。日本最速記録の161キロを誇る右腕のスライダーは、曲がりの大きさに加え、球速もケタ外れだった。「横浜時代は投げていない」という新球をモノにして、守護神の座に君臨する。

 自慢の直球37球で肩を慣らすと、クルーンは捕手の村田善に言った。「スライダー!」。右手をクイッ、とひねり合図した。

 横軌道のカットボールは投げるが、スライダーの軌道は縦。だが超高速でスピードがほとんど落ちない。アメリカ時代投げていたという、過去のスライダー最速は152キロ。「ぶっつけで投げてみた」と話したが、161キロ右腕のスライダーは、試投の時点で規格外だった。

 計8球のテストを終えると「今日のテーマ。まずまずだった」と振り返った。直球、フォークに続く「3番目の球種」習得へ。球種が少ないクルーンは、特に直球に狙いを絞られると苦しむ場面がある。「9回、1点差の場面では難しいかも知れないが、3点差ついていれば、使う機会があるかも」。ものにできれば大きな武器となることは間違いない。

 「技術を上げたい」という野球人としての本能。2年間野球を離れた後、日本で資質を開花させた原動力だ。「横浜の1年目は佐々木さんにフォークを習った。去年はシュートを学んだ。毎年進化していきたいから。オバナさん(投手総合コーチ)に聞いて」。新天地でもこのスタイルを通す。見守った原監督も「挑戦することがすごいこと。長所と短所を理解して、意欲的に取り組んでくれている」と頼もしげに言った。

 上原の後を受け巨人の9回を担う重責。どん欲な姿勢を貫き、務め上げてみせる。【宮下敬至】

[2008年2月8日9時20分 紙面から]

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