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五十嵐復活148キロで中田斬り／練習試合

日本ハム戦の９回裏に登板した五十嵐（撮影・黒川智章）
日本ハム戦の９回裏に登板した五十嵐（撮影・黒川智章）

＜練習試合：日本ハム７－３ヤクルト＞◇２７日◇名護

　昨季１軍登板ゼロのヤクルト五十嵐亮太投手（２８）が復活への手応えをつかむ“中田斬（ぎ）り”だ。日本ハムとの練習試合に９回から登板。１死一塁で迎えた中田との対決では、４球連続の直球で空振り三振に仕留めた。中田への３球目に、この日最速の１４８キロでストライクを奪った。「まだ速い球を投げる体の使い方を忘れている。試合でどんどん投げて思い出したい。前のように投げられる感覚はあります」と力強かった。

　０６年１０月に右ひじじん帯を移植手術。昨年１０月フェニックスリーグで復帰登板を果たし、今季初登板は１回を被安打１の無失点に抑え、着実にステップアップしている。守護神候補として期待を受ける最速１５８キロ右腕が、完全復活への確かな１歩を踏み出した。

［2008年2月28日9時31分　紙面から］

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