野球

オリ撤退「意地でもパウ以上の選手探す」

　オリックス機谷球団代表は「不本意だけど要請を受けざるを得ない」とパウエル獲得から撤退する。根来代行から２７日、電話説明を受けた同代表は「両球団の申請が白紙ということで、我々の申請が無効ではないということと受け止めた」と正当性を主張した。宮内オーナーに報告を行ったが、「開幕を控えて、この問題を長引かせるのはよくない。外国人の契約の在り方に問題がある」と来月４日のパ・リーグ理事会、実行委員会などで問題提起していく方針だ。

　また中村本部長は「最悪の結果。人間は感情の動物なので問題を水に流せと言われても、そこまで人間ができていない」と厳しい表情を見せたが、「チームの士気にかかわる。近々（渉外担当を）渡米させる」と明言。すでに数人の外国人投手をリストアップしており、「できれば開幕に間に合うように、彼以上の投手を意地でも獲得したい」と補強に着手する。入団テストを受けていたエリック・ヤング投手（３１＝元フィリーズ）とは契約する。

［2008年2月28日9時34分　紙面から］

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