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パウ根来「裁定」で結局ソフトB入りへ

 根来泰周コミッショナー代行(75)は27日、パウエル投手の二重契約問題について、オリックス、ソフトバンクの契約を双方不承認とした上で、あらためて契約を結んだ球団の支配下選手登録申請を認める解決策をパ・リーグ小池唯夫会長(75)に指示した。根来代行は会見で「一方を承認するか双方を不承認とするしかないが、後者が妥当であり理にかなっている」と理由を述べた。

 結果としてソフトバンクの主張に大きく傾く内容となった。双方の契約が白紙となり、あらためて契約を結ぶとなれば、パウエルはソフトバンクと契約するのは確実。パ・リーグの勧告でソフトバンク入りの条件となっていた3カ月という事実上の出場停止期間もなく、開幕からプレーすることが可能だ。オリックスのコミッショナー提訴は「連盟会長がなんら処分を行っていない」などの理由から要件を欠くとして却下された。

 パウエルとの再契約にあたっては、契約条件は変更のないこと、両球団以外からの申請は認めないという前提条件が付された。今回は統一契約書に加え、本人の入団意思を明確に示した文書も要求する。根来代行は、再発防止体制の構築を実行委員会に議題として提案する考えも示した。

 根来代行の判断は小池会長に対する「要請」の形をとったが、実質的には裁定の意味を持ち、小池会長は「指示に従うのが妥当と思っています」と内容を両球団に伝えた。オリックスも含めた両球団が根来代行の判断に従う姿勢を見せたことで、パウエル問題はようやく決着となった。

[2008年2月28日9時38分 紙面から]

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