中日から育成ドラフト2位で指名された東京弥生クラブ・小林高也外野手(24)が17日、東京都内のホテルで支度金300万円、年俸400万円で仮契約した。中日サイドは中田スカウト部長、豊田スカウトが出席。仮契約を終えた小林は「入ったからには結果を出したい。まずは早く支配下登録されるように頑張りたい」と支配下選手登録を1年目の目標に上げた。

 小林は東京経大時代に首都大学リーグ通算13本塁打を放った右の長距離砲。4年時に日本ハムから育成枠で指名を約束されたが、球団側の不手際で指名を回避された。東京弥生クラブに移籍した07年からは週2回の練習とは別に、昼休みに同僚とキャッチボールをするなど地道な練習を続けてきた。「目標はスイングが柔らかく、右方向にも打てる中日の和田選手」と話す異色の経歴を持つ大砲が、育成からの成り上がりを目指す。