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中日ドラフト2位小川に早期1軍を予告

中日から指名あいさつを受けた千葉清和・小川(撮影・村野森)
中日から指名あいさつを受けた千葉清和・小川(撮影・村野森)

 竜のドラ2は今中2世だ! 中日ドラフト2位指名の左腕・小川龍也投手(18=千葉英和)が30日、千葉県八千代市の同校で球団側の指名あいさつを受け、中田スカウト部長から将来のエースとしての期待を伝えられた。同部長は小川の素材を、かつて担当スカウトとしてドラフト1位で入団させた91勝左腕・今中慎二氏(現野球評論家)クラスであると断言。細身で高卒と共通点も多い金の卵の、早期1軍昇格を予告した。

 中田スカウト部長は早川チーフスカウト、石井スカウトとともに、指名あいさつに臨んだ。2位で指名権を獲得した小川は、前日29日のドラフト直前まで「隠し玉」として評価の高さをぼかしていた存在。この日入団に支障がないことを確信し、胸に秘めていた思いを口にした。

 「(1位で競合した)菊池君や(中日外れ1位の)岡田君という存在もありましたが、隠れた候補の中で一番欲しかった選手です。初めて投球を見たときにピピッとくるものがあった。そんなふうに感じた投手は今中以来ですね。とにかく、いい意味でとんでもないピッチャーになる可能性を秘めている」。

 今中とは、言わずと知れた88年ドラフト1位の左腕・今中慎二。細身の体からスローカーブと快速球を駆使するスタイルで、93年にリーグ最多17勝を挙げるなど通算91勝をマークした。当時中田部長は担当スカウトとしてその素材にほれ込み、1位指名にこぎつけた経緯がある。21年の時を越え、見ているだけで当時の胸のたかぶりを思い起こさせるのが小川なのだ。

 共通点も多い。小川の身長は大先輩のプロ1年目とまったく同じ182センチ。70キロの体重は、3キロ軽いだけだ。スローカーブを武器にし、逸材ながら甲子園出場を果たせなかった点も重なる。中田部長は「今中は技術的に完成されていたけど脚力がなかった。小川君には50メートル5秒台の足があるし、フォームにムダはあるけどしなやかさがある」と分析。今中氏が1年目から活躍していることを意識してか「故障せずにプロでやれる体力さえつけば、小川君も意外に早く出てくるはず」と言葉を重ねた。

 もっとも小川は、そんなことには無関心だ。「今中さん? わからないです。申し訳ないですけど、顔も知らないんです。目標は山本昌さんのような200勝投手になること。力で押すより、技術で抑えるほうが好きですね」。中日の歴史に無頓着な怖いもの知らずの平成生まれ。こんな金の卵が、近い将来の竜投を支えることになるのかもしれない。【村野 森】

 [2009年10月31日11時4分 紙面から]


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