西武のドラフト1位指名の花巻東・菊池雄星投手(18)の1軍キャンプスタートが2日、内定した。渡辺久信監督(44)が「よっぽどのことがない限り、1軍で連れていく」と明言。高卒新人投手では、沢村賞を受賞した涌井(05年)以来になる。レッドソックス松坂のキャンプ参加でわいた宮崎・南郷で“菊池フィーバー”が巻き起こりそうだ。

 大きな期待の表れだった。キャンプ2日目の守備練習で“初登板”した渡辺監督が、黄金ルーキーが入団する来春にも思いをはせた。通常なら1月の新人合同自主トレを視察した後、体の状態などを考慮しながら、1軍参加を決める。だがそれを通り越し、キャンプに連れていく価値があると判断。「今の高校生はすごく練習をする。はりきりすぎても困るから、ケガだけには気を付けてきてほしいね」。菊池が夏の甲子園で背筋を痛めたこともあり、入団までに無理だけはしないよう注意を呼びかけた。

 1軍キャンプには、昨季日本一に輝いた主力が集結する。エース涌井、岸とともに練習することで刺激を受け、本塁打王の中村、中島らを相手に登板する機会もある。新人時代にキャンプに参加した涌井は「自分の時とは注目度が違う。聞かれることがあれば、なんでも答えたい」と“教育係”に意欲を見せた。ハイレベルな環境に身を置いて、成長途上の18歳がさらに輝くことは間違いない。4日に1回目の入団交渉を行うが、早くも来春の西武キャンプが注目される。【柴田猛夫】