大物ルーキーに入団前からオファーが舞い込んだ。西武がドラフト1位指名した花巻東・菊池雄星投手(18)が3日、早くも来春キャンプ地である宮崎・日南市から「観光大使」に指名された。秋季キャンプ視察に訪れた阪元勝久日南副市長が「練習が休みの日に観光名所を回っていただいて、全国にアピールしていただきたい」と懇願した。

 西武がキャンプを行う南郷町は、今年3月に北郷町とともに日南市に合併された。南郷町長でもあった阪元副市長は「新しい日南市になったのをきっかけに」と、新しいチームの顔となる菊池とかけて、大きな期待を寄せる。モアイ像が自慢の「日南サンメッセ」などの観光スポットを訪れたりすれば、多くの報道陣も駆けつけ、情報が全国に発信される。またキャンプを毎年激励訪問する東国原英夫・宮崎県知事(52)とのコラボレーションが実現すれば、PR効果は計り知れないはずだ。

 自治体として恩恵を受けるだけでなく、サポートも万全を期す。菊池フィーバーに備えて“松坂シフト”を用意する。来春は、今年レッドソックス松坂がキャンプに参加した時と同様にファンが殺到することが予想される。休日だけ運行する臨時駐車場と球場のシャトルバスを、平日でも運行することを検討。警備員も増員して菊池をガードする。騒動の中で、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、バックアップも惜しまない。【柴田猛夫】