いつかは「隼人」を登録名に!!

 プロ野球広島からドラフト4位指名された常葉学園橘の庄司隼人内野手(18)が4日、静岡市のホテルで、契約金4000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約を交わした。指名された全66選手の中で「仮契約第1号」となった。庄司は親しみやすい登録名として、名前の「隼人」を希望したが前例がないことから球団には認められなかった。今回は断念となったが、力をつけていずれは実現させる決意だ。

 庄司が“速攻”で、赤ヘル軍団の一員になった。ドラフト会議から1週間での契約一番乗り。「1番にはこだわっていなかったけど、うれしい。広島は市民から愛されている球団。子どもたちに夢や希望を与えられる選手になりたい」。心からの笑みがこぼれた。

 1時間を超える交渉の席で、庄司は登録名を名前の「隼人」にしたいと希望を伝えた。「イチロー」のように親しみやすく愛される選手になるためにと、家族会議で決めたことだった。松本有史スカウト(32)がすぐに社長へ連絡。球団では前例がないことから却下されてしまったが、母恵美子さん(46)は「いずれ有無を言わせない力をつけて、認めさせればいいんです。そのぐらいの選手になろうとしないと」と笑顔で・咤(しった)。庄司も母の言葉にうなずいた。

 広島が最後にセ・リーグで優勝した91年に「赤」が好きな庄司は生まれた。ドラフト前から、家族で縁を感じていたという球団への入団を前に、3日には兄明史さんと伊東に海釣りに行き、コイならぬタイを16尾も釣って祝った。「今日から、自分をより厳しく正していきたい」と言い切る表情が、プロ野球選手の顔に変わっていた。