ソフトバンクのドラフト2位川原弘之投手(18=福岡大大濠)は、「和田流」で40歳現役を目指す。現在の愛読書は「和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか」。先月15日に宮崎で秋季キャンプを見学して、黙々と走り込む先輩左腕、和田の姿に「あれだけ一流でも努力しているんだ」と心酔。本棚にあった同書をもう1度、読み返し始めた。入寮の際にも同書を持ち込む予定で「(和田本人に)話も聞きたいし、自分の目で見て盗みたい」と弟子入りを熱望した。川原自身も今は毎朝、練習場までの14キロの道のりを走り込んでいる。

 背番号は26に決定した。松中が入団時につけていたと伝え聞き「偉大な番号ですね。これからは『26といえば川原』と言われるようにしたい」と野望を口にした。「目標は40歳を超えてもプレーできること」。先輩左腕の後を追いかけ、太く長いプロ野球人生を歩んでいく。