<関西6大学野球>◇4月22日◇港南中央

 今秋のドラフト候補右腕、大院大・小林寛投手(4年=江の川)が龍谷大戦でリーグ史上8人目の無安打無得点試合を達成した。00年春の龍谷大・杉山直久投手(阪神)以来の快挙で1-0で快勝。大院大はリーグ戦残り3試合を全勝すれば、01年春以来のリーグ制覇を飾る。

 負けた瞬間に優勝がなくなる試合で、打者31人に対し許した走者は2四死球と失策、振り逃げ(記録は捕逸)の4人。120球を投げ11奪三振、内野ゴロ7、邪飛2、外野飛球8で「小学校以来」の無安打無得点試合をやってのけた。17、18日の神院大戦で2戦連続完投、延長を含む計27イニングを1人で投げ中3日で快挙達成。プロも「外角低めの制球力がいいし体力はすごいの一言」(中日中田スカウト部長)と舌を巻く。小林寛は「バックが守ってくれるから一生懸命投げられる。神宮に行けるよう頑張る」と連勝を目指す。