<高校野球埼玉大会>◇7月27日◇準決勝

 春の関東王者、浦和学院が、ノーシード本庄一に1-4で敗れた。米国人の父を持つプロ注目の197センチ右腕、南貴樹投手(3年)が先発したが1、2回と連続で先頭打者に四球を与えるなど、1安打3四死球と制球力を欠いた。3回からはエースの阿部良亮投手(3年)にマウンドを譲り、ベンチで敗戦を見届けた。「自分のリズムで投げられなかった。シャキッとした投球ができなくて、阿部に負担をかけてしまった」と、8安打4失点のエースをかばった。進路については「プロに行きたいけど、まだ分からない。(父の母国である)メジャーも考えているけど、時間はまだあるので」と、言葉を濁した。