ドラフト1位で早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)を指名した日本ハムに、思わぬ問題が浮上した。前日4日にドラフト指名会見を終え、今日6日には指名あいさつも予定されている。入団は刻一刻と近づいているが、チーム内では斎藤の「呼び名」について思案に暮れている。ドラフト同期にセガサミー・斉藤勝投手(22=修徳)がいるため、登録名にも飛び火する気配が漂う。「斎藤」「斎藤佑」「佑樹」が候補だが、果たして何を選ぶのか-。
スーパールーキーを迎え入れる日本ハムナインが、にわかにソワソワし始めた。梨田監督がチームの思いを代弁する。「なんて呼ぶやろうね。分からないけど…。何となく、(チームに)入ってきて、見ている感じとかで(呼び名は)ついていくだろうけど」。斎藤への呼びかけ方が難しいというのだ。
「佑ちゃん」の愛称でファンから親しまれている斎藤だが、前日4日のドラフト指名会見でも西武から1位指名された大石、同広島1位の福井が話していたように、チーム内では「斎藤」と呼ばれるのが一般的。大学の先輩でもあり、面識もある4年目の宮本も「早実出身の仲間や僕らの代でも、みんな『斎藤』って言ってますよ。『佑樹』って言われてるのは聞いたことがないです」と話す。だが「サイトウ」には、大きな問題がある。ドラフト同期で6位で指名されたのが、セガサミーの斉藤勝。ともに新人投手で、一緒に練習メニューをこなす場面も多いことが予想されるだけに、混乱に拍車がかかる。
愛称の「佑ちゃん」はどうか。大学時代に全日本で一緒だった榊原は「僕は『佑ちゃん』って呼んでましたよ」と話すが、球団関係者は「グランウド内で“ちゃん”付けというのも…」と消極的な反応だ。さらに中田ら年下の選手らにしてみれば「ちゃん」とは呼べずに「佑さん」となるだろうが、「ユウさん」といえば、今度はチームの大黒柱ダルビッシュ(有)と“かぶって”しまうのだ。
宮本は冗談交じりに「こうなると『王子』ですかね」と笑ったが、あながち笑い話でもないかもしれない。梨田監督は「ダル(ビッシュ)」「マック(金子誠)」「ツル(鶴岡)」など、ニックネームで呼ぶケースも多い。「ハンカチ王子」は斎藤の固有名詞として浸透しており、紛らわしさや間違いはなく、押し出される形でチーム内でも定着することも考えられる。
順調に契約が進めば、20日の札幌ドームでのファンフェスティバルが斎藤と日本ハムナインのファーストコンタクト。一体、なんと呼ばれるのか注目される。【本間翼】




