日本ハムにドラフト5位指名を受けた愛工大名電・谷口雄也外野手(3年)が8日、名古屋市内の同校で当銀秀宗スカウト(64)らの指名あいさつを受けた。「ドラフト当日はそうでもなかったけど、あいさつを受けてプロの実感がジワリとわいてきた」と童顔を紅潮させた。シュアな打撃と俊足を評価され、大先輩の「イチロー2世」との呼び声も高いが、日本ハムで目標とする選手は「打撃も守備も素晴らしい糸井選手」と目を輝かせた。

 夏の愛知大会敗退後も後輩たちに交じり、週3~4日は練習をこなしてきた。金属から木のバットへの対応も「きちんと芯に当てないと飛ばないので、いろいろ試している」と準備は怠りない。同じ高校生で2位指名された智弁和歌山・西川遙輝外野手(3年)には「負けたくない」とライバル心を燃やす。年明けの新人合同自主トレには、万全の体調で臨むつもりだ。【坂祐三】