日本ハムから1位指名を受けた早大・斎藤佑樹投手(22=早実)が、北海道札幌市の歓楽街「ススキノ」封印を誓った。初優勝を目指す明治神宮大会(13日開幕)に向けて11日、東京・東伏見の早大グラウンドで練習を公開した。初戦は14日の愛知学院大(北陸・東海3連盟)戦。50年ぶりの早慶優勝決定戦を制し、今日12日の開会式では選手宣誓を行う。大きな期待を背負ってプロの道に進むからには、ネオン街の誘惑はしばらく我慢して、野球に集中する考えだ。

 日に日に高まる北海道ファンの熱い期待を、斎藤はひしひしと感じている。その気持ちに応え、プロ1年目から結果を出すためには、まずは身を律する考えだ。札幌市といえば、日本有数の歓楽街「ススキノ」が有名。日本ハムの1軍寮からも、気楽に通える距離だ。「うわさには聞いています」と言いながら、ネオン街の誘惑に足を踏み入れることは「まったく思っていません」と封印を誓った。

 大学時代も常に注目される環境の中で、私生活に気を配ってきた。まだ未成年だった入学時には、応武篤良監督(52)から「合コン禁止」を通達されたこともあった。もちろん「ススキノ」には、通常の飲食店も多数ある。日本ハムの選手たちは、ナイター後などに頻繁に通うといい、斎藤は「食べ物がおいしいと聞いています」と、食生活では心待ちにしている。

 アマチュア最後の大会となる明治神宮大会は、早大の初優勝が懸かる。決勝は17日予定で、早実、早大と歩んだ学生野球は残り1週間を切った。初戦の愛知学院大戦は、地元HTB北海道テレビが生中継する。「いいところを見せられるようにしたい。こんなやつを取ったのかと思われないようにしたい」と必勝を期す。この日はブルペンで投球練習を行い、決戦に備えた。

 決勝で対戦する可能性がある東海大には大学日本代表のチームメートで巨人原監督のおい、菅野智之投手(3年=東海大相模)が在籍。「すごくいいピッチャー。ドラフト1位が3人いるので、その辺の意地は見せたい」と誓った。今日12日の開会式では主将として、初の選手宣誓に挑む。北海道で禁欲生活に突入する前に、最後の大学日本一を取りにいく。【前田祐輔】