巨人からドラフト1位指名を受けた中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)がバットでもチームに貢献することを誓った。15日、都内のホテルで契約金1億円(プラス出来高払い5000万円)、年俸1500万円で仮契約を結んだ。開幕ローテーション入りが期待される右腕は「9人目の野手」としての自覚も十分。今後は打撃力向上に取り組む決意を示した。
中大が所属する東都大学リーグはDH制で、沢村がバットを握る機会はほとんどなかった。佐野日大時代の高校通算本塁打も「5本ぐらい」と苦笑い。それでも、セ・リーグで先発完投型のエースを目指すのであれば、攻撃での貢献も求められる。同姓で注目される名投手・故沢村栄治も、抜群の打撃センスを持っていたとされる。偉大な先輩の背中を追う右腕は「チャンスでは自分で打ってかえさないといけない。バントやチャンスメークもしっかりできるようにしたい」と表情を引き締めた。
交渉の席では、新人では最高額の契約金や年俸以上に、球団からの大きな期待を感じた。「金額とかではなく、ものすごく高い評価をいただいた。これまでは巨人に入ることが目標だったけど、ここからが勝負。期待に応えられるか応えられないかは自分次第。とにかく必死になって自分を表現できたら、結果はおのずとついてくると思う」。力強く抱負を語った沢村は、すでにプロの顔をしていた。【広瀬雷太】



