昌さん教えて!
中日ドラフト2位の愛工大名電・浜田達郎投手(18)が大ベテランに、いきなりのおねだりだ。ドラフト会議から2日後の27日、東海テレビの「pluspo」(プラスポ)に生出演。現役最年長・山本昌投手(47)に、得意とするシンカーの直接指導をお願いした。実の父親の1歳年下という山本昌から、左腕の奥義を学び取る。
早すぎるお願いが飛び出した。人生初となる生放送出演を終えた浜田は、願望を口にした。
「シンカーを教えてもらいたい。打者から逃げていくボールがあれば、大きいですよね」
2位指名を受けたドラフト会議からわずか2日後。指名あいさつを受けていなければ、仮契約も交わしていない。それでも口にせずにはいられなかった。あこがれの左腕からシンカーを教わりたい-。高校生の純粋な申し出だった。
最速147キロの剛速球を投げ込む超高校級左腕だが、変化球も多彩だ。カーブ、スライダー、フォーク、スプリット、パームと5種類の球種を操る。これに右打者の外角に逃げるように落ちるシンカーが加われば、鬼に金棒。投球の幅はグンと広がる。
背番号34はずっとヒーローだった。投げている姿を球場で見たことはないが「みんな大きいって言いますよね」。愛知出身で生まれながらの竜党は、興味津々だ。今年48歳の父・博さんは山本昌と1つ違い。親子ほど年が離れた存在と、まさか同じチームでプレーするとは思ってもいなかった。
「自分も息の長い選手になりたい。(山本昌と同じ)30年?
それはちょっと…わかりません」
47歳まで現役を続けられるかは分からない。だが、伝家の宝刀シンカーを身につければ、少しでも球界の宝に近づくことができるかも。ドキドキの対面は合同自主トレが始まる年明けになりそう。18歳は胸を高鳴らせてその時を待っている。【桝井聡】



