「ジャパネット」でつかみます。ソフトバンクのドラフト3位高田知季内野手(22=亜大)が29日、岡山市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金6000万円、年俸1200万円(金額は推定)で背番号は0。高田と書いて濁らず「たかた」と読むことから、九州の長崎・佐世保に本社がある通販大手の「ジャパネットたかた」に便乗するプランを明かした。

 同じ大学の東浜巨投手(22)がドラフト1位。入り口の知名度は負けても、プロの世界、活躍すれば逆転は十分に可能だ。高田は先に売れている同音業者も活用する。「ジャパネットたかた、いいですね。分かりやすい。そっちでいきたいですね」と乗っかった。

 これから地元となる九州に拠点を置く大手通販会社。高田は「結構使ってます。先日も(実家の)テレビ3点セットをジャパネットさんで買いましたし」。これまでなじみのない九州だからこそ、まずは「ジャパネット」でつかむ。俊足、巧打で守備力が売り。いぶし銀のプレースタイルをお茶の間に浸透させる。

 ◆高田知季(たかた・ともき)1990年(平2)5月6日、兵庫県生まれ。岡山理大付で07年夏に甲子園出場、1回戦敗退。亜大に進学し、2年秋に盗塁王のタイトル。昨年は日米大学野球の日本代表に選出。俊足、巧打で内野ならどこでも守れる守備が最大の売り。175センチ、65キロ。右投げ左打ち。