虎のドラ1は焦りません!

 阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(18)は15日、大阪桐蔭グラウンドで練習。前日14日に発表された13年オープン戦日程で、2月23日の初戦に日本ハム戦が組まれたことを受け「自分としてはないと思う」と、大谷との直接対決にこだわらず、マイペースを貫く覚悟を示した。

 誰もが胸をワクワクさせる対決であることは分かっている。藤浪自身、3日の入団発表会見では「ファンの方は楽しみにしていると思う。機会があれば、思い切って対戦したい」と話していた。だからといって、焦るつもりは全くない。2・23での激突について「そういうことは気にせず、自分の調整をするだけ」と、浮かれることなく地に足を付ける。

 現在は現役選手の下級生に交じり、統一球を使っての投球練習の他、体力面の強化を中心に行う。プロ入りを意識して「ストライクゾーンが狭いと聞いているので、球のキレ、コントロールを磨いていきたい。下半身をしっかり鍛える」と目的を持ち取り組んでいる。マイペースを貫くのが藤浪流。周囲の声にもブレず、調整を続けていく。【山本大地】