ロッテは23日、QVCマリンでスカウト会議を行った。約1時間半にわたって指名候補の映像を再確認し、他球団の動向などシミュレーションを重ねた。

 出席した伊東勤監督(51)は「当日になったら独特の緊張感があるでしょうね。競合になると思うけれど、うちのチームの補強ポイントを考えて、投手になるか、あるいは捕手になるか、この辺でかなり議論しました。つい先日まで短期決戦(CS)を戦っていてつくづく感じたのが、バッテリー、特に捕手の重みだった」と明かした。

 10日の同会議後は「全員投手でもいいくらい」と話し、桐光学園・松井裕樹投手(3年)を中心に即戦力投手で1位の方針を固めていたが、ドラフト会議前日になって捕手指名の可能性をにおわせた。