<プロ野球ドラフト会議>◇24日

 桐光学園・松井裕樹投手(3年)を引き当てたのは、楽天立花陽三社長(42)だった。昨年も広島と競合した東福岡・森を引き当てており、2年続けて強運ぶりを発揮した。

 日本ハム、DeNA、ソフトバンク、中日の4球団と合わせ、計5球団で競合。立花社長は最後にくじを引く順番が回ってきた。残りの1枚を右手で引いた。封を開け、交渉権獲得を確認すると、星野仙一監督(66)ら球団メンバーが座る席の方へ振り返り、右手で力強くガッツポーズした。星野監督は右の親指を立て、笑顔で応えた。

 立花社長は「星野さんが行けと言ってくれました。本当に緊張しました。(自信は)もちろんです。もう、田中を超えるような投手になって欲しい。東北は今年なんとか優勝しました。これから常勝球団をつくれるように頑張っていきます」と、興奮気味に話した。