<関東地区大学野球選手権:上武大2-1横浜商大>◇2回戦◇31日◇横浜

 阪神のドラフト1位横浜商大・岩貞祐太投手(22=必由館)が9回2失点完投も報われず、大学野球に別れを告げた。

 先発した岩貞は初回、連打をきっかけに2失点。それ以降は立ち直り、最速146キロの直球を軸に変化球を織り交ぜ、13個の三振を奪うなど力投を見せた。明治神宮大会(11月16日開幕)出場を目指してのマウンドだったがあと1点が遠く、これが大学ラスト登板となった。佐々木正雄監督(65)は、「投手の責任じゃない。(初回の後)もう1度立て直して流れを作ってくれた」と左腕をかばった。